キーウィを守る最新テクノロジー
2008年5月12日
自然環境に生息するキーウィの生存率改善のために、最新技術を駆使した電子機器が導入されています。
このデバイスは環境保全省(DOC)とハヴロック・ノースを拠点とするワイルドテック社で共同開発されたものです。これにより関係者の労働時間を半減し、キーウィのモニタリングに要する経費を100匹につき16万ドル程度節減できると試算されています。
エッグタイマーと呼ばれるセンサー機能付き発信器は、雄の歩行パターンを把握することにより、抱卵期間をかなりの精度で知らせてくれます。従って、適切なタイミングで卵を保護し、レインボー・スプリングス(ロトルア)内のキーウィ・エンカウンターのような施設で安全に人工孵化させることが可能です。
DOCが運営するコロマンデル・キーウィ・サンクチュアリーのマネージャー、ジェイソン・ロクスバラ氏によると、この新しいデバイスは従来の発信器とは比較にならないほど優れているということです。
「親鳥は敏感で、危害を察知すると巣を放棄することがあるのですが、この技術のおかげで親鳥の邪魔になる作業を省くことができるようになったのです」
ヒナたちは外敵のいない保護環境下で成長し、十分な体格になってから本来の生息地に戻されます。
信号を解析するソフトウェアは改善を重ね、自然環境下で孵化に成功した場合も分かるようになっているので、誕生したヒナを速やかに保護し、オコジョやフェレットといった天敵から身を守れるようになるまで飼育することもできます。
ロクスバラ氏はまた、時間の節約になるだけでなく、夜間に険しい地形の森林に入って行くリスクがなくなるので、スタッフの意欲もより有益な方向に活かすことができると指摘しています。
「スタッフは2週間に一度森林に入って雄の動きを観察し、いつ頃から卵を温め始めたのか、そして卵の採取はいつすればよいかを見極めなければなりませんでした」
従来は時間も労力もかかるうえ、専門知識を身につけたスタッフでも予想に頼らざるを得なかったのです。最新型の発信器は最大5km離れた場所でもデータが受信できるので、負担がかなり軽減されます。
ブラウン・キーウィの個体数は人間の介入がなければ年に4%~5%の割合で減少し続けます。保護プログラムの力でようやく、現状維持かやや増加という状態にあります。
最新型の機器は既にコロマンデル半島で試験的に使われ、有効性が確認されています。
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