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好奇心旺盛なウェタ、5ッ星ホテルに入居

2008年10月8日

ニュージーランド固有の好奇心旺盛な昆虫が、家族そろってオークランドの高級ホテルに引っ越してきました。

このほどランガム・ホテルに登場したのは、世界初のウェタの飼育槽「ウェタリアム」です。朽木をかじるのを好み、少々どう猛そうな外見を持ったオークランド・ツリー・ウェタの一家が、現在この飼育槽で贅沢な暮らしを満喫しています。

ガラス製の飼育槽は、ホテル屋外のニュージーランド原産の植物を植えたエリアに置かれ、同ホテルを訪れる人々がウェタの暮らしを覗き見ることができるようになっています。ウェタは夜行性の生き物で、通常は草原や低木林、洞窟などに生息しています。

長期滞在
同ホテルの環境担当ニコラス・ブレーク氏によると、一度にオス4匹とメス10匹までの飼育が可能なこの飼育槽は一時的な展示ではなく、長期にわたってここに置かれるということです。

「ウェタは恐竜よりも古くから存在している、ニュージーランド固有の大変ユニークな昆虫です。当ホテルを訪れる方々にウェタについて、そしてニュージーランドの生態系において彼らが果たしている役割の重要性について知っていただきたいと思い、この飼育槽を作りました」と同氏は述べています。

ウェタのいかつい体を見るとびっくりしてしまうかもしれません。しかし、彼らは本当に素晴らしい、貴重な生き物なので、怖がったり踏み潰したりしないでほしい、とブレーク氏は言います。

昆虫博士
このプロジェクトのアドバイザーで、昆虫博士とも呼ばれるルード・クラインパスト氏によると、ニュージーランドには少なくとも90種類のウェタが生息しているということです。このうち16種類が絶滅の危機にさらされていることがわかっています。

「太古の昔から生き延びてきただけあって、確かにウェタは強い生き物ですが、やはりその特徴を理解し、保護してやることが必要です。こうしてウェタを展示することで、ニュージーランドの生態系の多様性やその価値を知ってもらえればと思います」

同氏は、このニュージーランド独特の昆虫には海外からの旅行者にも興味を持ってもらえるだろうと確信しています。

しかしウェタは1匹のオスに複数のメスとその子どもたちという群れを形成し、その家庭内事情は少々複雑なため、時にはホテルの「DO NOT DISTURB」の札が下げられる日もあるかもしれません。

環境保護プログラム
今回のプロジェクトは、ランガム・ホテルの環境保護プログラム「ゲスト・オブ・ザ・アース」の一環として実施されました。同ホテルではこの他にも周辺の環境保護や持続可能な観光業の実現のために様々な取り組みを行っています。

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